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インターネット上の情報の質低下にどう対処するか

 

ここ最近、キュレーションメディアの掲載内容について大きな話題になりました。また、今の若者はスマホメインの生活となり、かえって情報収集やPCの扱いが不得手、といった論調のニュース記事もたまに見かけるようになりました。これらに対抗・反論する意図も込めて、一若者である僕のインターネットとの付き合い方を書いていこうと思います。

 

スマホの普及以降、インターネット全体の情報量が増えたのと同時に、質や程度の低い情報も比例して増えました。少し気になったワードやトピックを検索すると検索上位に2chまとめサイトが現れたり。これ親世代も見ているのだろうか、と時々思います。

 

僕自身は日頃インターネットを利用する際、「1.検索演算子を活用する」、「2.インターネットでなんでも知ることができるという幻想を抱かない」、「3.経験知を大切にする」、という三つを心掛けています。

 

1.検索演算子を活用する

 

何かを調べる際、最も基本的な検索方法は、「○○」「○○ △△」というように、ストレートにそのまま入力するか、複数の単語を組み合わせて入力するものです。しかし、この検索方法だと、前述の通り検索上位に2chまとめサイトが出てきたり、アフィリエイト目的で大した情報が載っていないサイトが出てきたりします。したがって、本当に欲しい情報にアクセスするには何らかの工夫や手当てが必要だと分かります。

そこで用いるのが検索演算子です。例えば、「site:任意のURL  ○○」、「filetype:拡張子 ○○」など。また、検索演算子ではありませんが「○○ –△△」とするだけでも、△△を除く○○を調べることができます。

and/or/not検索に検索演算子を加えるだけでより情報の質は大幅に向上します。僕が特に重宝しているのは filetype: で、より公益性・信頼性の高い情報をPDFやPPTファイルで入手するのに適しているように思います。 

 

知財の人間にとっては言うまでもないことかと思いますが、検索式や検索演算子の考え方は特許や商標DBを使う際にも有用です。「A∧B」「A∨B」「not A∨not B」というように、集合の概念を前提とした検索をすることによって、抜けや漏れがなく不必要なものを除いた結果を得ることができます。

 

2.インターネットでなんでも知ることができるという幻想を抱かない

 

電子版書籍は別であることを前置きします。

前々から言い尽くされていることですが、インターネットは補助的役割としては非常に重要です。例えば、わざわざ直接出向いて閲覧請求することなく、公的機関やシンクタンクの公開する情報、研究機関の論文に容易にアクセスすることもできるようになりました。

 

しかし、僕が思うのは、それら自体はあくまで断片的知識にしかなり得ないということです。ある特定のテーマに限定して理解したいという場合は良いかもしれませんが、特定のテーマを含めた分野全体を理解したいという時、インターネットは弱いです。そうした断片的知識を結びつけることができたとしても、論者がそれぞれ違ったり、公開元が違ったりすると、1から10まで通底する主張に基づく体系的網羅的な知識として吸収することは困難です。さらに、情報の公開が一部である場合もままあります。サマリーまでは見せるけど全部を見たいなら買ってね、みたいな。

 

海外旅行をする際の下調べも同様に感じます。海外旅行に関する情報サイトはとても増えましたが、旅先の細かな各スポットについて情報収集することはできても、それらを束ねた情報収集にはかなり手間取ります。「るるぶ」や「地球の歩き方」の需要は以前より減っても無くなることはありません。

 

結局体系的・網羅的に構築された知識を前提にしないと、インターネット上で得る情報はなかなか使えるものにはならないというのが僕の考えです。

 

3.経験知を大切にする

 

2.と関連しますが、情報知が全てだと錯覚してはならないと考えています。本やインターネットに書いてあることと、現実に起こっていることが違うということも、実際よくあります。自身の経験では、たとえば海外旅行のとき、中国人と話すとき、就職活動のとき。

文字で伝えると説得力がありませんが、五感で獲得した情報、足で稼いだ情報は貴重です。

 

 

 

おわり